韓国歴史ヒストリア

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王女の男 第7回 殺生簿

      2012/11/26

王女の男(原題:公主の男:コンジュエ ナムジャ:공주의 남자)第7話。

ついに殺生簿(サルセンブ:살생부)が出てきました。

現代風に言うとデスノートです。

これは、第6代端宗(タンジョン:단종)を保護する顧命大臣(コミョンデシン:고명대신)の領議政(ヨンイジョン:영의정)皇甫仁(ファンボ・イン:황보인)、左議政(チャイジョン:좌의정)金宗瑞(キム・ジョンソ:김종서)以下多数の重臣を亡き者にすることにより政権を奪取した政変・癸酉靖難(ケユジョンナン:계유정난)の際に、首陽大君(スヤンデグン:수양대군)に策士・韓明澮(ハン・ミョンフェ:한명회)が提出した名簿です。

文字通り、政変を起こす際に殺すべきか生かすべきかを熟慮し、殺すべきリストには首陽大君のすぐ下の弟の安平大君(アンピョンデグン:안평대군)の名もありました。安平大君は大君の名のとおり、父母ともに同じ兄弟です。その安平を殺すという決断を下していることから、この政変に対する決断が、並々ならないことが伺えます。

また、あまり知られていませんが、名前のとおり生かすべきリストも存在します。王女の男のドラマ内では申叔舟(シン・スクチュ:신숙주)はすでに首陽大君の腹心として行動しており金宗瑞(キム・ジョンソ)にたしなめられていましたが、実際にはこのときには生かすべきリストにリストアップされ、首陽大君よりではあるものの完全な腹心とはなっていませんでした。

ちなみに、殺生簿は生殺簿(センサルボ:생살부)と呼ばれることもあります。

次回以降このリストが猛威を振るうシーンが公開されます。

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