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星宿庁(ソンスチョン)1 太陽を抱く月 第3話解説(あらすじ含む)

   

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♬キム・スヒョン、ハン・ガイン主演韓国ドラマ、太陽を抱く月(ヘルル プムンタル:해를 품은 달)第3話の解説(あらすじ含む・ネタバレあり)です。

太陽を抱く月を視聴している方の中には、同じくNHKで放送中のトンイも視聴している方が少なからずいると思います。

両方のドラマの女性主人公の幼少期をキム・ユジョンが演じていることは話題に登ることが多いですが、内侍ヒョンソンとトンイでケドラの父を演じているチョン・ウンピョ(정은표)も両ドラマに登場しています。

そして今日気がついた偶然ですが、ヤンミョン君の母、禧嬪朴氏(ヒビン パクシ)が初登場しましたね。トンイでも張玉貞(チャン・オクチョン:장옥정)、のちの禧嬪張氏(ヒビンチャンシ:희빈장씨)が初登場しました。

なかなかシンクロしていると思いませんか?

太陽を抱く月(ヘルル プムンタル:해를 품은 달)130203

さて、今回は星宿庁(ソンスチョン:성수청)について説明します。本題に入る前に朝鮮の文化・風俗的側面を説明しておきます。

おそらく多くの人は朝鮮=儒教国家というイメージではないでしょうか?けれども、朝鮮建国以来すぐにそうなったわけではなく、意外とそうなるまでは時間がかかりました。

475年続いた前王朝の高麗(コリョ:고려)は仏教国でした。とはいっても、妄信的だったというわけではないため、道教的教えも入る余地があったし、土着の信仰も行われていました。また、後期になると官吏の間では儒学が重んじられるようにもなりました。

その後、李成桂(イ・ソンゲ:이성계)が朝鮮を建国し、儒教を軸に国家の体裁を作っていきます。この過程で最も弾圧されたのが仏教界で、第3代太宗(テジョン:태종)により弾圧されるに至りました。これには以下の様な理由があります。

  • 聖職とは名ばかりで酒池肉林に溺れていた
  • 仏教界は免税特権を持っていて全国の土地のうち、1/8を保有していた
  • その土地に帰属する奴婢も数多く持っていた
  • 旧都開城(ケソン)を中心に旧高麗の豪族との間に勢力を持っていた

結局、新国家建設のためには多額の資金が必要だったのです。また、新たな概念を導入することで旧勢力の排除もしなければなりませんでした。最終的に1000以上はゆうにあったであろう寺院は一旦242に、のちには36まで減らされ、所有する土地は1/100になりました。

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更に宗派も一旦12から7に減らされ、最終的に禅宗と教宗しか残りませんでした。これについては破壊を伴う弾圧というわけではなく、国家からの保護が打ち切られたことを意味します。収入がない以上維持され無いのが必然で、保護のない寺は次々と潰れて行きました。

そして、僧侶は都城への入場を禁止されます。僧侶は高麗では尊敬の対象であったものの、朝鮮では時代が下るに連れ賤民層へと身分を落としていきます。もともと身分が高かったというわけではないものの、巫女も僧侶とともに賤民層の住人になっていきます。

仏教に対しては崇儒抑佛(スンユオクブル:숭유억불)として政策が推し進められていったのですが、仏教にかぎらず他の異教も類似の運命を辿ります。儒教以外は邪教邪学とされ、ソンビ(儒者)の格好の攻撃・排除対象となります。

そのうちの土着信仰と道教思想が融合して出来上がった朝鮮半島のシャーマニズムが巫堂(ムーダン:무당)で、それを公のものとして利用した官庁が星宿庁(ソンスチョン:성수청)です。

NHKの放送ではカットされるかもしれませんが、大妃が都巫女(トムニョ)チャン氏に対して、星宿庁存廃の危機に対する庇護をほのめかすシーンがあります。実際に、朝鮮王朝第9代成宗(ソンジョン:성종)のころから、儒者による星宿庁の廃止が上訴されはじめます。

太陽を抱く月は全くのフィクションですが、このあたりの史実の散りばめ方は絶妙ですね!

ちょっと長くなってしまいましたので、星宿庁(ソンスチョン)2で具体的にどのような機関であったのかを紹介していきます!

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星宿庁(ソンスチョン)1 太陽を抱く月 第3話解説(あらすじ含む)

 

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