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角帯(カクデ)・品帯(プムデ) 朝鮮の官服のベルト?

      2012/11/26

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角帯/角帶(カクデ:각대)・品帯(プムデ:품대)とは朝鮮の王族や官吏が官服を着ているときに使用している帯です。

この帯自体を角帯(カクデ)といい、法令に定められた冠帯制度における角帯を品帯(プムデ)といいます。

ベルトのように見えますが、ウエストを絞ったり服を止める役割があるわけではなく、装飾品の一種です。

中国では漢以来、官吏の身分を区別するために品帯(プムデ)が使用されていました。その後の唐・明でも使用されています。

韓半島では新羅の時代から使用されていたとされますが、中国の歴代王朝のように品階に応じて明確な規定があったかどうかは定かではありません。その後、高麗末、ようやく元の影響下を脱し元風の胡服を廃止し朝鮮においても見られる紗帽團領(サモダンリョン:사모단령)の服装形式になってから、中国・明の様式を導入して、本格的に品帯(プムデ)も使用され始めました。

明の品帯(プムデ)が法制化されたのが1370年で、高麗にこの制度が導入されたのが1387年ですので、高麗の命運が尽きる寸前ということがわかるでしょう。

朝鮮は1392年から高麗の制度を踏襲した形で品帯(プムデ)を導入しました。その後、第3代太宗(テジョン:태종)第4代世宗(セジョン:세종)の代に規定が細分化され、後に朝鮮の法大典・経国大典(キョングクデジョン:경국대전)に記載されました。

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式典用の朝服(チョボク:조복)に使用する品帯(プムデ)は、品階が1・2品の物は金帯(クムデ:금대)、3・4品の者は銀帯(ウムデ:은대)、5品以下は銅帯(トンデ:동대)というように、品階に応じて材質に差が設けられています。

また、一般的に朝廷に出仕する際に着る公服(コンボク:공복)の場合、1品は水牛のツノで作られた犀角帯(ソガクデ:서각대)、2・3品堂上官(タンサングァン:당상관)は金帯、それ以下は黒い羊のツノを使った黒角帯(ソクカクデ:흑각대)を使用しました。

ベースとなる素材は皮で、それに絹を巻き、その上に装飾を施しています。角帯(カクデ)がウエストを絞るためのベルトではないことは、構造上でも明らかです。ベルトとは逆に服のほうに角帯(カクデ)を固定するためのものがあり、そこにフックを引っ掛けるようになっています。そのため、実用性は全くなく、装飾のためということがよくわかります。

ちなみに、写真の玉帯(オクデ:옥대)は王と世子のものです。

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