韓国歴史ヒストリア

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根の深い木 第1話解説(あらすじ含む) 沈温(シム・オン)の死 

      2013/01/31

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♬ハン・ソッキュ、チャン・ヒョク、シン・セギョン主演、ソン・ジュンギ出演の根の深い木(プリキプン ナム:뿌리깊은 나무)第1話解説(あらすじ含む)です。

このドラマは高麗(コリョ:고려)末期と朝鮮初期の歴史に関して予備知識がないと、のっけからハードルが高いかもしれません。

追記:BSフジでの放送、いきなり4話の途中から始まったんですけど(汗)。おそらくソン・ジュンギの肖像権がらみですね~。というわけで、3話分は今週中に時間があれば解説します。

まず、現在王位にいるのは第4代世宗(セジョン:세종)李祹(イ・ド이도)です。通常は王が死んだ後に王位を継ぎますが、朝鮮初期の数代には王を退位した上王(サンワン:상왕)がいました。この時の上王は父の第3代太宗(テジョン:태종)李芳遠(イ・バンウォン:이방원)です。

李芳遠は朝鮮の創始者・太祖(テジョ:태조)李成桂(イ・ソンゲ:이성계)の5男ですが、政敵や兄弟を次々に倒し、また王権強化のために敵対する人物を死に追いやった人物です。

肯定すれば、建国間もない朝鮮の王権を揺るぎないものとして確立するために行ったと取れますが、あまりにも冷徹に多くの血を流しました。

これを比喩する様子は魔法陣を前にして親子で語るシーンに現れています。彼にとっての魔法陣のピースはたった一つで、それが王の法陣だと言い、他はすべて捨て捨て去り、自分だけがルールで、これが権力だと息子に訓します。

その少し前のシーンで世宗(セジョン)は父が殺した人を挙げ連ねます。

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  • 鄭夢周(チョン・モンジュ:정몽주) 高麗末期の高名な儒者で官吏
  • 李芳碩(イ・バンソク:이방석) 太祖の8男で王位を譲ろうとした末子。太宗の異母弟。
  • 李芳蕃(イ・バンボン:이방번) 太祖の7男。太宗の異母弟。
  • 南誾(ナム・ウン:남은) 開国功臣。第1次王子の乱の際に殺害される。
  • 沈孝生(シム・ヒョセン:심효생) 開国功臣。第1次王子の乱の際に殺害される。
  • 鄭道伝(チョン・ドジョン:정도전) 開国功臣。第1次王子の乱の際に殺害される。
  • 鄭道存(チョン・ドジョン:정도존) 鄭道伝の弟。同様殺害される。
  • 鄭道伝の息子たち 同様に殺害される。
  • 閔無恤(ミン・ムヒュル:민무휼) 太宗の妻・元敬王后 閔氏(ウォンギョンワンフ ミンシ:원경왕후 민씨)の弟で、太宗の義兄弟。のさばる外戚は敵とみなされ殺害される。
  • 閔無咎(ミン・ムグ:민무구) 同上
  • 閔無疾(ミン・ムジル:민무질) 同上
  • 閔無悔(ミン・ムヘ:민무회) 同上

そして、最後に犠牲となったのが国舅の沈温(シム・オン)でした。昭憲王后(ソホンワンフ:소헌왕후)は世宗に父の救命を懇願しますが、世宗はどうすることもできません。彼はいまだ名ばかりの王で、実際に朝鮮の権力を手中に収めているのは父・太宗だったのです。

結局太宗(テジョン)は、自分の外戚を血祭りにあげた手法で、世宗の外戚をも排除したのです。

根の深い木のストーリは世宗の代に繰り広げられますが、元をたどると太宗の置き土産です。絶対的王権による国家運営と臣下による国家運営という理念の衝突が根幹にあります。

そして、後者の代表として、登場しない主人公とも言える三峰(サンボン)鄭道伝(チョン・ドジョン:정도전)の怨念とも言える理念が秘密結社となり世宗の治世を脅かしていくのです。

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