韓国歴史ヒストリア

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太陽を抱く月 視聴率グラフ

   

2013年1月13日から王女の男の後続としてNHKBSプレミアムで放送される太陽を抱く月(ヘルル プムンタル:해를 품은 달)の韓国での視聴率推移グラフです。

このドラマはこの1・2年超低空飛行を続けていたMBC水木ドラマの復活を促しましたが、もともとは、1~3月にぽっかりあいた時間に投入された、ある意味場当たり的なドラマでした。

そのため、登場人物もさほど多くなく、スケジュールの開いていた俳優をキャストした感が否めませんが、原作と脚本がすばらしく、また、出演者の演技も素晴らしかったために大ヒットしました。

俳優がよく「結局ドラマや映画は本(脚本)次第」と言いますが、まさにこの言葉のままのドラマだと言えます。本が良かった上に演技が乗っかっての成功でした。

では、視聴率推移を見てみましょう。(以下の解説には若干あらすじを含みます)

太陽を抱く月 視聴率グラフ

初回からいきなり18%と大ブレイクです。天才子役と言われる俳優が大挙して出演しているのですが、中でもヨヌを演じたキム・ユジョン(김유정)の演技がぶっちぎりに良かったです。

ライバル役には最近会いたい(ポゴシプタ:보고싶다)で話題を独占したキム・ソヒョン(김소현)が出演しているのですが、この時には完全にキム・ユジョンが優っています。彼女の演技がドツボだったMBCを救ったというとオーバーですが、そのぐらい感動的な演技を見せてくれます。

グラフを見れば分かる通り、このドラマは13話までは一度も前回の視聴率を下回ること無く上昇を続けています。ただ、数字に現れているように、10話過ぎたあたりから若干ストーリーももたつき始めます。

そして、14話・17話と下落してしまうのですが、これはサッカー韓国代表の試合と重なったためです。さすがに仕方ありませんが、それでも高視聴率をキープしているのがこのドラマのすごいところです。

問題はラスト2話を残してMBCの労使紛争が起きて、放送が飛んでしまったことです。良い流れできていたのに、このようなことが起こるとさすがに視聴率は低下します。そのため19話はダウンしてしまいます。

さすがに最終回は持ち直しましたが、MBCのお家芸とも言える労使紛争さえなければ、45%超えもあったのではないかと思います。

また、これだけの高視聴率にも関わらず延長がなかったのは、ザ・キング 2ハーツ(The king 2hearts:더킹 투하츠)が次に控えていたからです。ハ・ジウォンという視聴率女王が出演する上に、このドラマの制作会社はイ・ビョンフン監督も所属しているキム・ジョンハクプロダクションでした。

MBCに高視聴率ドラマを供給し続けるプロダクションとの契約に、放送開始日の厳守が盛り込まれていたのでしょう。この記事の冒頭にも書きましたが、太陽を抱く月は、ぽっかりと開いた編成の穴埋めをするために制作されたドラマだった上に、労使紛争もあったために、延長できる余地がなかったのです。

結果的には、ザ・キング 2ハーツが大コケしたために、延長したほうが良かったのですが、後の祭りです。

まだ確定ではありませんが、2012年のドラマ視聴率では全体の2位で、史劇の中では1位です。

 涙なしでは見られないドラマですので、タオルまたはバスタオルを用意して視聴しましょう!(笑)

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太陽を抱く月 視聴率グラフ

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