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王女の男 13話 インス大妃 登場しない大物2

      2012/11/26

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王女の男(原題:公主の男:コンジュエ ナムジャ:공주의 남자)第13話。

今回もフィクションが強く史実らしい史実もなかったため、「登場しない大物シリーズ」第2弾です。

仁粋大妃(仁粹大妃:インス テビ:인수대비)は本来なら昭惠王后(ソヘワンフ:소혜왕후 )清州韓氏(チョンジュハンシ:청주한씨)と言うべきなのでしょうが、あまりにもインス大妃という名前が定着していてドラマのタイトルにもなっているので、このまま紹介します。

インス大妃韓氏首陽大君(スヤンテグン:수양대군)の長男・桃源君(トウォングン:도원군 )のもとに嫁ぎました。桃源君はドラマ内では長男にもかかわらず、セリョンの弟として申し訳なさそうに佇んでいます。彼は実際に体が弱かったのです。

彼女が長男の月山大君(ウォルサンデグン:월산대군:当時は月山君)を生んだのが癸酉靖難(ケユジョンナン:계유정난)の翌年1454年です。このときは一大君の家のことですので、正確な記録が残ってないのですが、1453年以前には婚姻しているはずですので、ドラマに出てこないのは不自然なのです。

韓氏は華麗なる一族の出身で、父親の韓確(ハン・ファク한확)もとても有名な人物です。功臣として左議政(チャイジョン:좌의정)にまで登りました。さらに、韓氏の叔母で韓確の姉が明の成祖の後宮に入り麗妃(ヨビ:여비)になるなど、家門は中国の王朝とも太いパイプを持っていました。

インス大妃韓氏は夫に先立たれ宮廷を追われ、世子嬪(セジャビン:세자빈)からただの粹嬪(スビン:수빈)となります。その後、王位継承権をある意味簒奪して、長男がいるにもかかわらず次男を王に推戴した人物です。

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なにかとイレギュラーなことをやってのけるあたりは姑の首陽と似ており、そもそも大妃になる要件を満たしてないにもかかわらず、息子の王権を巧みに利用し大妃となり、その後は嫁であった廃妃尹氏(ペビユンシ)を賜死させるなど、正論を振りかざしつつ非道を行います。この反動がのちの暴君燕山君(ヨンサングン:연산군)を生むことになります。

燕山君は彼女の孫ですので、ひょっとすると性格が似ていたのかもしれません。結局、燕山君に暴力を振るわれ、その後亡くなるのです。

彼女が婦女子の規範として記したものに内訓(ネフン:내훈)があります。これこそが朝鮮の女性、特に両班家の女性を完全に家の中に閉じ込めた悪書です。

このようにかなりアクの強いキャラクターですので、王女の男には敢えて登場させなかったのでしょう。前回紹介した讓寧大君(ヤンニョンデグン:양녕대군)同様、出てくると話がややこしくなりますから(笑)

王女の男 13話 インス大妃 登場しない大物2

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